和歌山市に隣接する海南市の中でも一面田園風景が見られる位置に蔵はあります。
和歌山に根ざした酒造りをテーマーにしたお酒です。
和歌山の米・和歌山の水・和歌山の酵母・和歌山の人々の想いを形とし、地元の方に飲んで頂くという『地酒』本来の姿として18年より造り出されたお酒です。
このお酒の良さを知って頂くには、まずは常温。
ここ最近、日本酒を冷やして飲まれる方が多く見かける時代となってきています。けれど、日本酒と付き合っていると不思議と常温や燗に目覚める時が訪れ、ますます日本酒の良さや美味しさの幅が広がりアルコールライフがますます楽しくなったりするものです。
その味覚感覚に目覚めると「料理」と共に楽しむ日本酒も目覚めてきます。
そんな頃の日本酒は、艶やかなお酒ではなく一見、自己主張を感じないと思ってしまう日本酒なのです。
けれど実態は自己主張はちゃんと持っています。ただ、控えめで目立たないために何気なく見逃してしまうのかもしれません。
紀美野の美味しさ・良さは米の旨味を感じて頂きながらも、日本酒本来の命である心憎い酸によって憎いほど穏やかに切れを与えてくれます。
そして、もうひとつの魅力はぬる燗・燗。
ぬる燗・燗では旨味の奥深さがより一層お楽しみ頂けるお酒で、まさしく「膨らむ」という表現を実感して頂けるはずです。
そして、この酒質と価格とのアンバランスさは、蔵が本気で飲まれる方の笑顔を見たくて生産コストギリギリであることは歴然でしょう。
吟醸系のサラサラと飲みたいという方ではなく「味わう」それも歌にもある「しみじみ」がとても似合うお酒です。
多くの方とワイワイ飲むのではなく、気の合う同僚や家族・友人と夫婦で盃をかわしながら・・・いやいや一人もいいなぁ。そんな風に飲んで頂きたいお酒です。
そして、このお酒から「常温」「燗酒」の美味しさ・良さを知られた方が大変多いお酒でもあります。
そのために当店では、19BYの新酒ではなくあえてこのお酒の真髄を知って頂くために1年熟成の18BYをご用意しました。品切れと同時に19BYに変わります。
優しく旨口 常温・ぬる燗・燗・冷でさえる酒 刺身 鶏肉料理 煮物 鍋料理 肉料理にあう酒 毎日の晩酌に