こちらの下記商品は、2010.1.1- 2010.8.9の期間中において龍神丸ポイントを貯めて頂き2011年春に本来ならお渡ししなければならない龍神丸をお渡しできなくなったお客様専用サイトとなっています。 当店よりお買いあげ頂くための≪お客様番号≫を個別にお送りしていないお客様についてはお買求め頂けません。ご了承ください。 |
追悼 故高垣淳一杜氏最後の酒 2006年までは隠れたファンと地元の方だけが楽しみ飲んでいた酒蔵だったのです。 しかしながら、2006年3月に週間イブニングのもやしもんに連載され、11月の単行本発刊より『龍神丸』は、瞬く間に和歌山を代表する『幻の酒』と呼ばれるまでに成長したのです。 手造りという昔ながらの良さを残しつつも、大手酒蔵で培ったノウハウを最大限に生かした酒造りは、これからも多くの人に感動を与え続けていくはずでした。 もやしもん原作漫画家の石川雅之さんも、もともと日本酒に興味があった方ではなかったと聞いています。けれどこのお酒と出会って自分の漫画にしてしまいたくなるくらい感動を受けたという日本酒が龍神丸でした。 その感動をしたのは石川さんだけではなく、今までまったく日本酒などには興味のなかった方にも感銘を与え、さらに入手困難なお酒になってしまいました。 龍神丸を切欠に≪日本酒のすばらしさ≫をあらためて発見させて頂いた、他のお酒を飲んだとしても、どうしても龍神丸が真中に思い浮かんでしまうというお客様の声が次々と耳にしていました。 確かにとある熱心な方がいて、名立たる日本酒の成分分析をしている方がいて、その方曰く「龍神丸の成分は、他の名立たる日本酒」とは違う特質をもっているらしいと高垣さんからお聞きしたこともありました。 けれど、高垣杜氏はお亡くなりになってしまいました。 故高垣淳一杜氏の功績が、どれだけの大きさだったのか、どれだけ大きなものを失ったのかをあらためて自身だけでなく、お客様自身も感じていることと思います。 けれど、故高垣淳一杜氏は常々言っていました。 全国には、多彩な日本酒が存在していますし、今なお、多彩な日本酒が生まれていますし、そして、これからも多彩な日本酒が生まれて来るはずだと・・・・・・。 その中で、日本酒を楽しんで頂き、楽しむお酒のひとつとして高垣酒造のお酒も仲間に入れて頂ければ大変有り難いし、仲間に入れて頂けるように、私も努力をしていくとのお話もありました。 《みゆきやからのお詫び》 本来であれば、龍神丸ポイントをおため頂いた方には2011年春に新酒龍神丸をお届けしなくてはなりませんでしたが、お届けできなくなってしまいました。つきましては、最大限の努力の中で、お客様のご希望には添えないものとなってしまっていると思いますが、故高垣淳一杜氏の最後のお酒として、故高垣淳一杜氏の追悼という意味も含めましてお届けしたいと思います。是非、じっくりと味わって頂ければと思います。 《故高垣淳一氏からの皆さんへの最後のメッセージ》 亡くなられる3~4日前の電話でお話をした中で、8月1日に流した当店のメルマガの“1本のお酒をどこまで楽しんでいますか。”の話題にも触れました。 1本の日本酒であっても、飲用温度、飲み方のスタイル、熟成時間の違い、肴を変えて、酒米の違い、酵母違い・・・により、多彩な顔を見せるのが日本酒です。そのことを“頑張って伝えていってね”という話もいたしました。 そのために、会を開いたり、それらの魅力を伝えるセットを作ろうと思っていますと・・・“何か、協力することがあればいって下さい”とのあたたかい言葉も頂きました。今、考えればこれが故高垣淳一さんとの最後の約束となってしまいました。 故高垣さんとは、単に特約店という取引先という関係ではなく、どこか和歌山の田舎者同士、なんとか日本酒の地位をあげていきたい、地域を活性させていきたいという想い同じようなベクトルを持った中で、アナログ的なお付き合いをさせて頂いていました。これからもっともっと、何十年もいい仕事を共にしていくはずでした。 これからも多彩な顔を見せる日本酒の魅力を故高垣淳一さんの心と共に伝えて参りたいと思います。 《これからの高垣酒造》 高垣酒造は、ご存知の通り家内で営んでいる家業の蔵元でもあります。ご存知のように今年でちょうど170年を迎えた蔵元でもありました。そして、この蔵元のすばらしさのひとつに170年間の間一度も造りを絶やすことなく毎年造りをやってきたことです。(このような年月の間続いている蔵として大変、珍しいことらしいです。) そして、奥様はこう申しあげていました。 “もし仮に主人が生きていたら、どんな判断をしただろうか”ということを根幹にして、これからのことを考えて参りますとのことでした。そのひとつとして、“蔵は継続してまいります。”とのことです。 故高垣淳一氏のお父様である前高垣酒造杜氏さんは健在でお元気です。ただ、高齢なため以前のような量の酒造りは無理にせよ。家族一丸となって休業もせず、22年度は何らかの形で酒造りをしてまいるとのことです。 龍神丸や喜楽里などのことについては、まだ何の予定もたっていないというコメントです。ただ可能性のひとつとして、故高垣さんと同じような考え、コンセプトを持っている杜氏さんとのご縁があれば、蔵に入って頂き酒造りをして頂きたいとのことでした。 今後とも龍神丸・喜楽里復活のためにも、これまで以上に高垣酒造への温かいご厚情、ご声援をよろしくお願い申し上げます。 他にも故高垣淳一杜氏最後のお酒となる喜楽里純米、本醸造、紀ノ酒、流霞、白馬・・・などもございますので、今一度、ご検討してみてください。 |
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