日本酒には、色々な造り方が存在します。
その中でも、古来より伝わる醸造方法として「生もと造り」があります。
少し日本酒に興味を持ち始めるとぶち当たる響きです。
「生もと造り」は、もろみが造られる前処理の段階で、天然に存在する乳酸菌を利用して造られる昔ながらの手間のかかる製法で、味わいは腰が強く奥深く、対酸化性にも優れており、酒の味が落ちにくいというより、時間とともに奥深さが増すお酒ともいえます。
当然、味わいは乳酸菌の作用から「酸」が特徴となるお酒が多く、まさしく白ワイン好きの方には、たまらない造りのひとつとして高い評価を頂けるはずです。ただ日本酒における酸の良さをご理解して頂いていない方にとっては、違和感を感じてしまう味わいでもあることをじばしば見けたりします。
日本酒における酸の良さを理解していくと日本酒の美味しさ・奥深さは格段に楽しめるようになります。一度に飛躍せずとも、このお酒の酒質ならどなた様にも、生もとの良さを分かりやすくご理解頂けるものと思います。是非、一度この一本義生もと生詰純米酒を口にしてみてください。
また、酒米もこだわりの高級酒米越の雫を使っています。優等酒米山田錦になんら引けを取らないお米の良さ・旨みをご堪能して頂けるものと思います。やや冷してから人肌・ぬる燗でお楽しみください。また、濃厚な味わいのモノからチーズなど肴は余り気にせず楽しめます。
まだまだ本質・適熟とはいかない軽いタッチで、爽快感が高い方がいい場合は若い醸造年度のものを・・・、しっかりガッツリ系の場合、生もとの本質を味わいたい方は熟成系をお選びください。
限定120本という蔵の隠し酒、当然、JANコードは付いていない商品です。
また24年秋の展示会に、蔵元ブースには23BYものとレア物として21BYも出品されていました。考えていること、思惑が蔵元と一緒ということで思わず笑っちゃいました。
それほど熟成に価値のあるお酒だという証です。1800ml21BYは大変好評の中で完売となってしまましたが720mlはございますので、合わせて21BY&23BYの飲み比べでお楽しみください。