福光屋は、石川・金沢のお酒。金沢といえば百万石の城下町として食文化も高い街。そんな舌の肥えている人達がいる中で、確固たる地位を築いている酒蔵でもあります。
このお酒は、厳冬に低温発酵でじっくりと仕上げた無濾過の生原酒。新酒らしさも手伝ってサラリと口に入るやいなや無濾過ならではの米の旨味が広がる・・・そして喉を過ぎた頃に軽快なキレを演出してくれるお酒です。
冬のしぼりたての頃から、秋あがり、また１年熟成域と時間を重ねるごとにフレッシュ感は薄れるもののまろやかさと奥行きがあらわれ違った美味しさに出会えるお酒です。
最長３年間の熟成ものまで、このお酒のポテンシャルを確かめてみましたが氷点管理さえキッチリすれば、老いることなく、ますます腰の強い実力を発揮してきます。最初、恐る恐る３年ものを買ったお客さん達は、熟成だからこそ味わえたやわらかさとコクと切れをもう一度口にしたくて「加賀鳶の純米生原の熟成ものをくれ！」ということで、最近では１年熟成がせめてもの熟成期間となってしまっています。
このお酒は、新酒から熟成まで、、その時々の味わいでごくふつうに楽しめるある意味すごいお酒です！
「旨みがある」「のど越しがよい」「切れも良い」「旨みが高い割には料理の邪魔にならない」そして「これだけの高品質でありながら安い」・・・・美味しい肴を目にしたら、このお酒で一杯・・・・お酒も楽しめて、肴も生きる素敵な店長お薦めの料理を生かし、お酒も生きるお酒です。
