◆おことわり 24BYについては値上がりとなっています。 正式受注メールにて差額調整をさせて頂きます。 間違いなく近いうち、きっとスポットライトが浴びる蔵元になるでしょう まずは結論から・・・ こんな書き出しではじまって1年が経ちました。 まさしく現実の波がおとずれています。(2011.12月)
当然、この蔵元も地元で栽培されている阿波山田錦を主体とし、技が生きる超軟水の吉野川の伏流水を使い、徳島で開発されたフルティーな香りと柔らかな酸を醸しだす徳島酵母を主体とし、若き蔵元自らが杜氏を務め、丁重な手造りの日本酒を造りあげています。 蔵元であり杜氏は、徳島酵母特性(徳島酵母の特質であるリンゴ酸を多く含む酒質)をよく理解されて、労をおしまず丁重に仕込まれたからこその深い味わいは、香りで楽しめ、口に含んだ瞬間のファーストアタックで楽しめ、含んでいるときの米の旨みと含み香で楽しめ、穏やかな余韻でも楽しめ、くどさのない切れの良さを感じて頂けるものと思います。 その徳島酵母らしい、三芳菊杜氏らしい人を感じ取って頂ける味わいを楽しんで頂きたいと思います。 三芳菊のお酒をひと言でいうと「類さない個性」「埋もれない個性」の酒といっても過言ではないでしょう。栓をあけた瞬間にそのことがご理解して頂けるものと思います。 この蔵のお酒を口にして頂く時、是非とも「お酒にはそれぞれの住み分けがあり、それぞれの役割分担が、存在していることを意識して頂きたい」と思います。 蔵元も曰く 「業界のお偉い様は、当蔵のお酒を高く評価して頂けないこともしばしば・・・けれど、このお酒を好きだと言って頂けるお客様はきっといるはず。いくら優等生のお酒であっても埋もれてしまえば何の意味もない・・・!私は私が描くお酒を造りご理解頂けるお客様のために一生懸命造りたい!」・・・・まさしくそんなお酒でしょう。 確かに全国には、優等酒米山田錦で醸された素敵なお酒は数知れず存在しています。けれど・・・「美味しかったけれど、なんというお酒だったっけ???」ということも皆さんも体験されたものと思います。 そんな蔵元の言葉を受け入れるように、市場においては三芳菊の類さない個性を「美味しい」というものさしで、「三芳菊」という銘柄名を口にしてお買求め頂けるお客様が全国で次々と生まれていることも事実です。 また酒質と価格から考えると、どれをとってもコストパフォーマンスに優れたお酒でもあり、また造る側からすれば大変面倒なこだわりの特定銘柄を多品種少量容器で販売している姿勢は蔵元が是非、一度、口にしてほしいという思いまでが伝わってきます。 それぞれの面において飲む側に大変魅力的なものを与えて頂いています。 【季節によっては、多彩なしぼり違い、後処理違いのお酒をご選択頂くことができます。また、ラベルもそれぞれに変更される場合がございます。あらかじめご了承下さい。】 | ||
岡山雄町60純米吟醸無濾過生原酒袋しぼり 三芳菊の徳島酵母をつかった純米吟醸と純米の大きな違いは、貴賓さと米の太さと酸による爽快感にあります。 実に不思議なもので同じタンクで発酵したものなのに、搾り方の違いで「ここまでじわいが違うものか!」と感じていただけるはずです。手間ひまをかけた袋しぼりならではの優しさと芳醇さをご堪能ください。 また袋しぼり以外のお酒もお買い上げ頂きぜひ飲み比べてみてください。できたてのフレッシュさを味わうもよし、寝かせて熟成感を楽しむもよし、多彩におたのしみください。 |
『三芳菊のお酒をどう楽しむか』
確かに類さない個性のあるお酒です。
かといって経験を積み重ねていかないとわかりづらい古酒や山廃などの奥深い探る味わいとは違い、三芳菊の味わいは飲んだ瞬間・・・・いや開栓した瞬間に香りだけで個性のインパクトを与えられてしまう。
さらに口にした時、その味わいは『米から醸されたものだよなぁ』ともう一度確認したくなるお酒です。果樹を感じさせる香りと味わい・・・・その味わいをどうとらえるかがこのお酒を楽しむ最大のポイントです。
杜氏である馬宮さんは、徳島で開発され培養されている徳島酵母の特質を最大限に引き出してお酒造りをされています。実はあの果樹を感じさせる香りと味わいは、もともと日本酒を発酵させた時に生成される『リンゴ酸』の味わいが主となっています。
確かに多くの方は、口にした味わいでお酒を評価されていることが多いことも承知しております。けれど、私たち専門店の切り口でこのお酒を評価するとき単に味わいというだけではなく
◆酵母のおもしろさ、発酵の可能性と未来への期待と夢
◆特徴ある酒造りとひとつの味わいに蔵の存続をかける馬宮さんの強い信念
◆この味わいに賛否両論はあるにしても『類さない個性』で話題になり、さらに新しい日本酒ファンの顧客獲得をされている姿
そんな想いやものさしで三芳菊を楽しむとより一層日本酒のおもしろさが見えてくるものと思います。このお酒を口にした時、造られている馬宮さんに興味をもち、すぐさまお会いしに行ったのも、馬宮さんの人格に触れてみたかったからです。そんな想いに狩りたてられたお酒のひとつです。
口にされた多くのお客様から「自分でも楽しみもいいんだけど、なぜか、人に伝えたくなる。人に飲んでもらいたくなるお酒だよね」という声が多いのも、このお酒のもつ個性が如何なるものかということを物語っています。