古酒の新酒なんて飲んだことある? 愛知 達磨正宗 純米 熟成酒用仕込 ぴちぴち生原酒 <古酒の赤ちゃんて美味しいね・・・。年一回の限定酒。> 「達磨正宗」の白木恒助商店といえば古酒造り・熟成酒造りのエキスパートと言っても過言ではありません。 大手の安い日本酒が各地に参入してきた頃、差別化を図るため、昭和40年代より古酒・熟成酒に取組み始めておよそ半世紀。 長年のキャリアと培われてきたノウハウにより造り出された古酒・熟成酒は多くの愛飲家を虜にしてきました。まさに古酒・熟成酒造りの重鎮ともいえる酒蔵です。 本来、新酒として流通するお酒が長期保存され、結果「古酒になった」というお話はよく聞きます。しかし、「達磨正宗」では初めから「古酒になる!」お酒を仕込みます。 つまり、産まれた時から、いえ、産まれる前から古酒となることを定められ、なるべくして古酒になるわけです。「達磨正宗 純米熟成酒用仕込ぴちぴち生原酒」は熟成を遂げる前の“産まれたて”そして“始まり”のお酒といえます。 何年、何十年もの未来の熟成した味わいを見越して醸されるお酒は製造過程も一般のお酒とは違ってきます。 一般的に3段仕込みが日本酒造りの基本となるところ、「達磨正宗」の古酒用造りでは、熟成したときの旨味、味わいや深みなどのまとめ役となる「酸」を出すため、麹を1.5倍使用し、4段目に甘酒を、5段目に酒母をもう一度加えるという特殊な造りです。 出来たお酒は前記のとおり、 日本酒度:-25 酸度:2.7前後 アミノ酸:2.5と、超濃醇で甘酸っぱくフルーティなお酒となります。 この濃密な旨味成分と、それに埋もれない程の高い酸が、年月を重ねて衰えるどころか、深味が増し、至極の逸品へと成長を遂げるための核となります。 古酒の赤ちゃんとは言え、あなどるなかれ、この濃厚で甘酸っぱいでインパクトのある味わいは味わいで十分に楽しんでいただけると思います。酒飲みとしての経験値を大幅に上げてくれること間違いなしです。 もう一つの楽しみ方として、 各ご家庭で熟成を促し、あなたのストーリーを付け加えてみることができる、ロマンあふれるお酒として楽しむことができるって面白いのではないでしょうか。 (熟成の成否につきまして当店では一切責任を負えませんので、あくまで自己責任でお願いいたします。笑) 新聞紙などで包み一番の大敵である光を、避け、冷蔵庫で大切にじっくりと・・・。 はたまた、室温で季節の温度変化のなか、スパルタ訓練で・・・。 これほど高い酸を持つしっかりした酒質ならば、強いストレスに対してもへこたれずに大化けするかも知れませんね。 |