三重県忍者の里こと伊賀青山に蔵元はあり、全体的に軟水の様に口当たりがやさしく、喉越しがよく、穏やかな香りを醸すお酒です。今回、ご案内する義左衛門(ぎざえもん)は、ほとんど見かけることない生原酒の超・超・超~特別限定品です。
当然、味わいは別物。
なんでかぁ・・・本来、義左衛門純米吟醸は、蔵の看板銘柄ということで毎年30本ほどのタンクを仕込みます。それらをすべてブレンドをして、均一した味わいを作り上げています。
けれど今回の義左衛門は、まずは、その中でも特に優れた単一タンクもの(ウイスキーでいうシングルモルト)、味わい深く香り系の自家酵母(明利系)、さらに極めて中取りに近い(飲んだ感じは中取りですよねぇ)。
その味わいは、あの貴賓のある女性的なお酒が、果実系のフルーティーで生原酒らしく筋肉質の繊細な男性的なお酒として感じて頂けます。
お酒だけ楽しむもあり、義左衛門らしく多彩な肴とも十二分に楽しめますし、氷ひとつ浮かべて、スーイスーイと喉越しと飲み飽きを感じさせない様に飲まれるのもおすすめです。
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