山廃ということで特別に仕込んだチャレンジ酒
岐阜高山 平田酒造場 精米9割山廃純米ひだほまれ1800ml
蔵は江戸時代。飛騨高山で鬢付け油とろうそく屋を営み5代目が酒造場を創業。以来研鑽を重ね「酒は醸し育てるもの」をモットーにお酒造りを重ねて参りました。
この蔵とのご縁は、現杜氏である津田氏とのご縁。もともと津田氏は、和歌山の有名蔵元で修業を重ね、現在の平田酒造場に移籍されました。長年の修行で培われたお酒は、香り系も、さらに山廃も、超辛口も、低精米酒も、さらにリキュールづくりまでの技を取得している杜氏です。
これまでの津田氏のお酒は、どれをとっても高い評価を得られているお酒となります。 移籍して3年目。ようやく当店としてもお取引をはじめさせていただくここといたしました。
その第一弾としてご案内するのが、岐阜を代表する酒米ひだほまれを、なんと1割しか磨くことなく醸した山廃づくり。これまでも和歌山の蔵においても、精米93%の純米酒をつくりあげられた実績。今はなき蔵元においても、そのすごさが理解できる飲み手のみなさんからは、未だに人気酒として評価いただいています。 その技をつかい、さらに山廃ということで特別に仕込んだチャレンジ酒です。
なんの情報もなく、単にお酒だけを切り取り口にすると、誰が精米90%だと気づくでしょうか。それほど雑味を感じさせないお酒であり、丁重な製造工程を踏んでいる賜物でしょうね。 若いながらも旨味があり、吐出しない山廃の乳酸。多彩な料理との相性を指し示すお酒です。冷やしてから温めまでお楽しみいただけます。また熟成を重ねていくと低精米らしい棘を出さないかと期待しているお酒でもあります。 これからもじっくりと時間をかけて付き合っていき、このお酒の可能性を知りたいとワクワクさせてくれるお酒でもあります。