00石弱の極小蔵 時流から次流に移ろうとしているこの感動と評価
三重伊藤酒造 鈿女(うずめ)特別純米酒豊穣の舞(山廃)720ml
とある展示会で巡り合ったお酒です。
今回の探し求めるお酒は、きれいなお酒ではなく個性的なお酒をテーマーに。その展示会の中で一番に心に響いたお酒がこの一酒。
三重四日市の伊藤酒造は江戸時代後期から続く現在で5代続く酒蔵。
地元の氏神様の「天鈿女命(あまのうずめにみこと)」である事から「鈿女(うずめ)」という酒名が誕生したとのこと。
今から20数年前、酒蔵の仕事についた蔵元は全国の地酒屋さんを回られ、
そこで特徴のある酒を造らなくてはいけないと考え、地元の酒造好適米で10年前に蔵元自らが酒造りを行うようになると同時に味についても特徴を付ける方向に進んだとのこと。
そして今、その時代が訪れ高い評価に結びついたお酒。
【さすがヨーロッパのコンテストだね。】
毎年イギリスでおこなわれているIWC(インターナショナルワインチャレンジ)2017純米酒部門でゴールドメダルを受賞!さらにその中からもっと評価の高いトロフィーを受賞したお酒。 多くの国内コンテストでこれまで多く受賞しているようなメダルを獲る香り高く豊潤な旨味を有するお酒ではなく、香りも目立つことなく米の旨味がふっくらとし、さらに山廃らしい酸味と中盤にポンと浮き出る柑橘のような味わいは、ある意味個性的な味わい。
さらに燗酒としてのポテンシャルが非常に高さを感じるお酒。(忘れずにお試しを) ここで伝えたいのが“さすがヨーロッパのコンテストだね。”という意味。
日本では未だもてはやされることのないある意味個性的です。 複雑なお酒は、すでに食文化の高いヨーロッパ諸国では、大変多く楽しまれる方が存在しており、個性的で、複雑なお酒は、そのものを楽しむだけではなく、料理とのペアリング、マリアージュを織り込みながら楽しむというものさしが育っているからこその高い評価につながったことは今後の日本酒の世界戦略の期待感と機運を感じさせていただきました。
≪蔵元の本音≫
蔵元がIWC(インターナショナルワインチャレンジ)に参加された時、多くの蔵元は“キレイで複雑性のなく、フルティーで艶やかな日本酒を出品されていた”とのこと、その場で蔵元が感じたことは、“この酒質で出品されてしまうことは、ちょっと日本酒のイメージが崩れ迷惑”みたいな空気感さえ感じたという。(たしかに教科書通りのお酒ではないかも) けれど審査の結果は、みごとトロフィーを受賞・・・その時“この酒質で出品されてしまうことは、ちょっと迷惑”みたいな空気感をつくった方々は、きっと言葉にならないではなく、食の先進国においては、“個性や複雑性ということも大切だ”と気づかれたはずです。と蔵元曰く。 矢面に立ち、みごと20数年間求めてきたひとつの結果が実を結んだ瞬間でした。
そして、時流から次流に移ろうとしているこの感動をみなさんと共にシェアして味わって見たいものです。もしその評価に疑問を抱くことがあれば、このお酒を評価する角度を変えてみるとその答えが見つかるかもしれませんね。
また長野の帰山、徳島の三芳菊、福井の舞美人・・・どれだけ批判と賛同の中で迷い信念を貫いた結果のお酒だったか・・・そして今回のご縁もそんなご縁であり大切にしていきたいと感じるところ。
“あーやはり美味しいは人と人から訪れるもの”
日本酒度-4 精米歩合60% 酸度1.5 度数15.5度
毎年イギリスでおこなわれているIWC(インターナショナルワインチャレンジ)2017純米酒部門でゴールドメダルを受賞!さらにその中からもっと評価の高いトロフィーを受賞したお酒。 多くの国内コンテストでこれまで多く受賞しているようなメダルを獲る香り高く豊潤な旨味を有するお酒ではなく、香りも目立つことなく米の旨味がふっくらとし、さらに山廃らしい酸味と中盤にポンと浮き出る柑橘のような味わいは、ある意味個性的な味わい。
さらに燗酒としてのポテンシャルが非常に高さを感じるお酒。(忘れずにお試しを) ここで伝えたいのが“さすがヨーロッパのコンテストだね。”という意味。
日本では未だもてはやされることのないある意味個性的です。 複雑なお酒は、すでに食文化の高いヨーロッパ諸国では、大変多く楽しまれる方が存在しており、個性的で、複雑なお酒は、そのものを楽しむだけではなく、料理とのペアリング、マリアージュを織り込みながら楽しむというものさしが育っているからこその高い評価につながったことは今後の日本酒の世界戦略の期待感と機運を感じさせていただきました。
蔵元がIWC(インターナショナルワインチャレンジ)に参加された時、多くの蔵元は“キレイで複雑性のなく、フルティーで艶やかな日本酒を出品されていた”とのこと、その場で蔵元が感じたことは、“この酒質で出品されてしまうことは、ちょっと日本酒のイメージが崩れ迷惑”みたいな空気感さえ感じたという。(たしかに教科書通りのお酒ではないかも) けれど審査の結果は、みごとトロフィーを受賞・・・その時“この酒質で出品されてしまうことは、ちょっと迷惑”みたいな空気感をつくった方々は、きっと言葉にならないではなく、食の先進国においては、“個性や複雑性ということも大切だ”と気づかれたはずです。と蔵元曰く。 矢面に立ち、みごと20数年間求めてきたひとつの結果が実を結んだ瞬間でした。
日本酒度-4 精米歩合60% 酸度1.5 度数15.5度