【高垣酒造】龍神丸生みの親、高垣淳一氏が8月9日47歳をもって永眠いたしました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
日本酒業界にとっても、皆さんにとっても、大変、残念なご報告となりましたが、故高垣淳一氏が残された功績は、きっとご縁のあった皆様にとって“何らかの形”で心の中に残っていくものと思います。今までお寄せ頂きました温かいご厚情、ご声援、誠にありがとうございました。
2006年までは隠れたファンと地元の方だけが楽しみ飲んでいた酒蔵だったのです。
しかしながら、2006年3月に週間イブニングのもやしもんに連載され、11月の単行本発刊より『龍神丸』は、瞬く間に和歌山を代表する『幻の酒』と呼ばれるまでに成長したのです。
手造りという昔ながらの良さを残しつつも、大手酒蔵で培ったノウハウを最大限に生かした酒造りは、これからも多くの人に感動を与え続けていくはずでした。
もやしもん原作漫画家の石川雅之さんも、もともと日本酒に興味があった方ではなかったと聞いています。けれど、このお酒と出会って自分の漫画にしてしまいたくなるくらい感動を受けたという日本酒が龍神丸でした。
その感動をしたのは石川さんだけではなく、今までまったく日本酒などには興味のなかった方にも感銘を与え、さらに入手困難なお酒になってしまいました。
龍神丸を切欠に≪日本酒のすばらしさ≫をあらためて発見させて頂いた、他のお酒を飲んだとしても、どうしても龍神丸が真中に思い浮かんでしまうというお客様の声が次々と耳にしていました。
けれど、高垣淳一杜氏は残念ながらお亡くなりになってしまいました。
故高垣淳一杜氏の功績が、どれだけの大きさだったのか、どれだけ大きなものを失ったのかをあらためて私自身だけでなく、お客様自身も感じていることと思います。
けれど、故高垣淳一杜氏は常々言っていました。
全国には、多彩な日本酒が存在していますし、今なお、多彩な日本酒が生まれていますし、そして、これからも多彩な日本酒が生まれて来るはずだと・・・・・・。
その中で、日本酒を楽しんで頂き、楽しむお酒のひとつとして高垣酒造のお酒も仲間に入れて頂ければ大変有り難いし、仲間に入れて頂けるように、私も努力をしていくとのお話もありました。
確かに特質している龍神丸は、香りよく喉越し良く、普段ビールや焼酎を飲んでいらっしゃる方や日本酒に興味がないお客様にも、日本酒の美味しさを良さを理解して頂け、日本酒の良さをあらためて再発見して頂けたお酒だと思います。
また、とある熱心な方がいて、某有名アルコールメーカーの分析室に勤められていて全国の名立たる日本酒の成分分析をしている方がいて、その方曰く「龍神丸の成分は、他の名立たる日本酒」とは違う特質をもっているらしいと高垣さんからお聞きしたこともありました。
その要因のひとつとして高垣酒造の仕込み水であり割り水である空海水の影響も大きいと感じています。高垣酒造が造りだすお酒の特質として「原酒にかかわらず原酒を感じさせない柔らかな口当たり」また「割り水をすることで原酒とは違う表情を見せてくれます。」
是非、この機会に龍神丸という響きだけにとらわれず、まだ口にされていない高垣酒造のお酒にも目を向けて頂き、それぞれの良さを探して頂き、今期で最後となる故高垣淳一杜氏が命を削りながら皆さんの笑顔を想像しながら精一杯醸したお酒の美味しさを心に刻んで頂ければと思います。
亡き高垣淳一氏に、なにか伝えたいメッセージがあるお客様はこちらからお送りください。
【重複の事柄も書いておりますが、高垣淳一氏の死去のご報告を書かさせいただいています。】
プライベートブランド高垣酒造 吟醸生酒「隠国(こもりく)」 購入制限なし
和歌山の蔵元の中で、通常流通されていないお酒で酒質的に全国の酒通にご納得して頂けるお酒を蔵元に特別にお願いをして搾りの時期に瓶詰めして頂いた限定で世界でひとつのお酒です。プライベートブランド「隠国(こもりく)」という銘柄は、蔵元という壁をとりはらい当店プライベートブランド「隠国(こもりく)」として販売をお許し頂いているブランドです。
醸造蔵元は今や幻のプレミア酒として名高い「龍神丸」蔵元の高垣酒造。
この吟醸生酒『隠国(こもりく)』は、龍神丸吟醸生原酒を母とするお酒で、特別に蔵元にお願いをして製品化しています。
店頭に置いて試飲されたお客様から、龍神丸という肩書なしであっても酒質を気に入って頂きお買上げ頂いているお酒で、店頭試飲ベスト3に位置づくお酒ですし、お土産等でお持ち帰り頂いた県外のお客様から「再度、もう一度飲みたい」と再注文も多く頂けるお酒です。
特に驚かれるのは、数値的に+5という辛口酒でありながらも、辛さをまったく感じさせず、それよりも喉越しが超?よく、米のうま味をきっちり感じ甘くも感じさせるために、普段、日本酒を口にされない女性の方でも気に入ってお買上げ頂けるお酒でもあります。
龍神丸吟醸生原酒が手に入らない今。高垣酒造の吟醸の美味しさ・良さを味わって頂くには最適なお酒と存じます。
またこの酒質の特質は、割り水で使用されている空海水の特徴でもあります。是非、原酒ということにこだわらず割り水をしたお酒の良さも、また空海水の良さもご堪能下さい。
このお酒を飲むと『ん?美味しいやん』からはじまり『いいよなぁ』『いいよなぁ』とつぶやきながら、心をワクワクさせてくれ、ついつい気分を良くさせてくれ癒しを与えてくれるお手頃価格の吟醸生酒です。
カナダから来て熊野のお寺で泊まっているお二人が『ワカヤマノオサケクダサイ』ということで来店頂きました。
そのお二人が試飲の結果・・・絶賛してお買い上げ頂いたのが、和歌山の幻の酒 龍神丸吟醸生原酒を母とする
当店オリジナルの隠国(こもりく)吟醸生酒でした。
外国人にも認められるこのお酒に今一度・・・・びっくり
そのお二人の普段飲んでいるアルコール飲料は、地ビールとチーズとパンだそうです。
ということで記念の写真を1枚・・・パチリ!