搾りと瓶詰めにこだわりをもつ食をいかす純米吟醸　三重　寒紅梅純米吟醸山田50　1800ml

三重県の県庁所在地にある手造りの小さな蔵元。
ある時期までは、大衆酒をメインに造られた蔵元だったらしい。“このままでは・・・・”ということで梅酒づくりにも力を入れ、これまでになかった乳酸飲料+梅酒で一躍蔵の名は全国に。されど本来の清酒でも全国を・・・ということで、2010年から本格的に清酒造りにも力を入れ現在に至っております。 これまでとは違い大きな転換をはかり品質重視の酒造りがはじまりました。 その技を佐賀東一の勝木慶一郎氏にご指導を受け寒紅梅を進化させております。 これまでのお酒と大きく違うところは≪搾り≫にあります。 フレッシュ感を大切にしたいということで、搾り機がある室内を冷蔵完備し瓶詰めをされているとのこと。また多くの銘柄においては、品質安定のためも含めて火入れを施しています。 そのようなコンセプトもと出来上がった味わいの特徴は、ガス感が含まれているところです。 口に含むとプチプチプチプチ・・・と感じる心地よい微炭酸感。 さらにそれぞれのお酒のコンセプトに応じた旨味の出し方。 そして、食の美味しさを際立たせる爽やかな酸味とくどさを消し去る酸と微炭酸感が重なりあい、キレの良さを演出してくれます。 またガスが抜けていくごとに味わいが変化し本来のお酒の味わいが表に現れてきます。 寒紅梅純米吟醸山田錦50%
ガス感が感じられなくなったらみえる落ち着きのある吟醸香と熟した果実のような甘みを伴う旨味と爽やかな酸は、白ワインとよく合う料理や南蛮漬け、揚げ出し豆腐などのやや甘味の伴う和洋食と共にお楽しみいただけるワイングラスで楽しんでほしいタイプのお酒です。 開栓直後ではガス感が存在する間は、なんとか味わいの濃い料理、脂料理、生臭さなどが強い料理でもウォッシュ感が高まる演出は可能ですが、その後ガス感が感じられなくなったら先に申し上げたような料理やお酒に趣をおいてお楽しみください。 ≪こんなことが得意なお酒です≫
・口の中の嫌味や余韻などを洗い流してくれスッキリとさせてくれて美味しさ。(ガス感が存在しているとき) ・素材の旨みにさらに旨みが補われ、さらに料理が美味しくなり美味しさ。
・お酒が素材の旨みをさらに浮き彫りにし、より料理が美味しく感じられるようになる美味しさ。