まさしく大阪の隠れ蔵元といってよいプロ集団 金賞受賞蔵元 大阪交野市 山野酒造 片野桜 大阪と京都と奈良の境に位置する大阪府交野市(かたのし)に蔵があり、年間500石という手づくりの小さな蔵元。全製造数量の約8割が特定名称酒であり、その内の4割が「原酒」という蔵元。
それも同じような造りではなく香り系、山廃、熟成系あり、さらに多彩な使用酒米、ネットで調べてみるとカタログに載っていない銘柄もあり、こんなに色々な味わいを本格的に手づくりで造っている小さな蔵元ってどんな蔵元なのかと、さらに興味がわいてきて居たたま れなくなり、ちょうど大阪出張があったのでアポなしでお邪魔致しました。
「近年、特にお得意さんから××のようなお酒つくってくれ!」といわれると「まぁ、いいか!」みたいな感じで答えてしまううちに、プライベートブランドが増えてこんなラインナップになってしまったということです。そこにも蔵元さんのお人柄が垣間見えた次第です。 色々と拝見しお話をお聞きして、その中で当店としてご案内したい銘柄が下記の銘柄となります。 |
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浪花の超辛口だ! 山野酒造 かたの桜純米吟醸生原酒 かたの桜 純米吟醸生原酒超辛口+12 かたの桜の超辛口で激レア銘柄となるお酒です。 全量山田錦を使用、さらに精米も60%、さらに生の原酒。さてこれでなんぼやぁ-?というと2500円(税抜)やでぇ!考えられへんなぁ―。 確かにコスパー性の高いお酒やなぁ-! けれど驚くのは酒質にもあり。 日本酒度+12の超辛口、さらに酸度も2.0ということで酸切れの良さも抜群!度数も17度以上あって飲みごたえも抜群! 確かに数字的なことを並べると取っつき難いような気になってしまうかもしれませんが、やはり今流の洗練されたゴツゴツとした粗さの感じない酸系超辛口らしい酒質をもっています。若干のお酒が若いゆえのやわらかさはもの足りなさを感じるものの、精米60%らしい純米吟醸らしい透明感と喉越しの良さを感じて頂けるはずです。まぁ、熟成させてみれば問題ないしストレスに耐える酒質であるがゆえに、まだまだ伸びしろがあります。 グラスに注ぐと米の旨みが存在しているやや黄金色した原酒らしさを感じます。 口に含むと米の旨みを感じながらも中盤から辛口ながらの切れがおとずれ、さらに酸による切れが追いを打って訪れます。超辛口らしさを感じて頂けるものと思います。 またこのお酒の楽しみ方としては、味わいの濃いもの、脂もの、素材力の強い肉系などとよく合います。またワンロックや熱燗などでキリッと引き締めた味わいも魅力的ですし、常温やぬる燗でふっくらと楽しまれるのも魅力的なところです。 また酔いの中盤から後半にかけても飲み飽きせずにぶっ倒れるまで付き合ってくれるお酒としてお楽しみ頂けます。 |