やっぱ車坂らしい息の長い酒やぁー 和歌山 車坂大吟醸三年熟成酒播州特A山田錦 お酒にも柿と同じように“未熟域(固くて少し渋みがある)”“適熟(程よい固さと甘みが感じる)”“過熟(ジュクジュクとやわらかく濃厚なあまみ)”があります。それらの“未熟域”“適熟”“過熟”は、すべての銘柄をものさしで計ったようにはいきません。 ◆蔵によって搾られてから1年で“適熟”をむかえるものもあれば、 中野酒造の超超久のように生酒でも5年間熟成させて“適熟”を むかえるものもあります。 ◆使用酵母によっても違いますし ◆酒米によっても違いますし ◆蔵の保存環境によっても違いますし ◆酒屋さんでの保存環境によっても違います。 上記の条件がかけあわされてひとつの個性を醸しだされます。 車坂蔵元こと吉村秀雄商店の大きな蔵の傾向としては、酸を醸しだし、その酸による切れがあり、さらに米の旨みが前面に感じられるようになるには、せめて1年程度もしくはそれ以上の時間をかけてこそ、本来の旨みが見える傾向があります。 今回ご案内する車坂純米大吟醸三年熟成酒は、まさしくそれを感じて頂けるお酒といってもよいお酒です。 落ち着きを感じる穏やかな鼻で感じる香り、口に含むと3年熟成らしい綿飴のようにやわらかで高精米らしい上品な米の旨みと含み香と貴賓のある爽快な後味は「これぞ!適熟域」とどなた様にも感じて頂けるものと思います。 またこの優しさと上品な米の旨みと爽快感ある酒質を最大に味わって頂けるのは、やはり人肌、ぬる燗でしょうね。 3000円で3年熟成さらに播州特Aの酒米使用の酒質は、大変お薦めのちょっといいことがあった時の大人の晩酌純米大吟醸です。 |