車坂辛口純米吟醸
当店で取り扱っている車坂シリーズの中で一番よく売れてリピートされていた車坂辛口純米吟醸の継続酒となります。
但しこれまでのお酒は19年度醸造であり、今回、ご案内する車坂辛口純米吟醸は24年度の新酒となります。まだ若々しい新酒らしい硬さは感じつつも、一度火入れならではの優しさと旨みが見え隠れしています。資質的には遅咲きで伸びしろを感じさせてくれるお酒です。じっくりと構えて飲むもよし、新酒のくどさのないすっきりとした旨みと車坂純米吟醸の中では一番の辛口となるお酒らしく切れの良さを感じさせてくれます。
高野・熊野世界遺産ということもあり全国から多くのお客様がお見えになって頂けます。
和歌山・紀南の一番のグルメといえば紀伊勝浦港のもちもちとした生のまぐろ!!
よく観光客のお客様が「まぐろによく合うお酒」を求めて店頭においで頂きます。その中でも特にうるさいとされる舌のこえたお客様も多く見えられます。そんな方にまずはご案内するのがこのお酒です。
当然、県外のお客様であるゆえに少しでも和歌山らしさを味わって頂きたく、あえて和歌山で栽培された和歌山産山田錦を使い和歌山の蔵元がつくられ「まぐろによく合う本格純米辛口酒」としてご案内します。
世の中には、まぐろを美味しく食べられる料理はたくさん存在しています。
その中でも国民的まぐろ料理の代表格である“まぐろのお寿司”をイメージして頂き、それにふさわしいお酒と一緒に和歌山を味わってほしいという願いを込めています。
魚介の素材感をいかし美味しさを倍増させるお寿司。お寿司といえば“しゃり”・・お米ですよね。
では“しゃり”といえば米の旨み(甘み)と砂糖の甘み(コク)、昆布の旨み(グルタミン酸)と酢(酢の原料=酒粕)の酸味がおりなす“美味しさ”です。ではもし仮に“しゃり”ではなく単なる“白ごはん”だったらいかがでしょうか。
答えは“しゃりの酢飯の方が美味しい”とどなた様もお答え頂けるものと思います。
単に“白ごはん”では、どこか物足りなさを感じてしまいますよね。そして、酢飯の酸味も美味しさを引き出すことに一役かって頂いていることに気づいて頂ければと思います。
そうなんです。
魚介の美味しさを引き立て、より一層まぐろが美味しく食べられるお酒は“しゃり”のように、生臭さも消してくれる酸味もほどよくあり、さらに米の旨みもしっかりとしたお酒、さらに後口はワサビのような切れだと感じ取って頂けるお酒でしょうか。
それを具体的な銘柄としてお薦めしているのがやはり風土紀行がマッチした“車坂辛口純米吟醸”・・・あまり見かけることがない車坂ですが是非、この機会にまぐろと和歌山を代表する車坂辛口純米吟醸でひとときをお楽しみください。