想像力と創造力をかきたてられる酒
福井 舞美人純米生もと無濾過生原酒720ml
舞美人といえば、酸の美味しさを世に問う、これまでにない異端酒として注目を浴び、今では人気酒として注目を浴びている銘柄のひとつ。
若い頃は米の旨味が奥に隠れ、冷やして飲まれると後づさりする乳酸の推しがアタック。さてここから飲み手が想像力と創造力をつかってどう愉しまれるか、どう仕上げていくか、お酒からの挑戦状が届きます。
温度変える。お酒と料理の調和を考える。、、、、いろいろとアプローチを変えて貴方なりの美味しさの宝モノを探してみてください。
そして地酒みゆきやとしてひとつの目標とする酒質をめざすことに
【目標値】
・酸(乳酸)の棘を穏やかに感じる資質に仕上げてあげる。
・本来兼ね備わっている米の旨味を前面に引き出してあげる。
この2点を目標として地酒みゆきやが行ったコト。
・冷蔵3度管理で長期に育ててみることに。
◎そして1500日後の結果
・滓を量をみる→ほんのり滓が出てきている。
・滓を色をみる→色合いは白。
◎いよいよ試飲
・開栓時にちょっとしたフルーツ感ある香り、ファーストアタックは口当たりは超まろやか、さらに旨味というより甘味もあり、中盤からは若さのある柑橘の渋苦味が余韻を消し、くどさのない後半に突入、しめはきれいな乳酸がよりキレを生み出します。
なにか料理などを口にして飲まれたくなるはずです。
◎ここからバトンをお渡しする飲み手のみなさんの最後の仕上げとなります。ここから残された仕上げ方法は、
・料理の味わいとの共鳴を探してください。
今回の舞美人生もとの場合は、大きく分けて2つの美味しさをまずは演出していただければと思います。
・脂もの、生臭いもの、口残りする料理の味わいをウォッシュ(洗い流す)演出。この際のポイントは、飲用温度とグラスの形です。
・ステージをあげられるなら、舞美人生もとの味わいと料理の味わいを同調させる方法です。試しているわけではございませんが、トマトソース系料理、鶏肉ソテーのバルサミコソースやフルーツソース、温めてホワイトソース系料理、温めておでん(田楽みそ)や味噌鍋、、、などから、ますは合してみてください。
精米歩合:60% 度数18.3度 日本酒度+3.0 酸度2.9