世界一統 27BY南方山廃特別純米火入れ
愛知産若水 精米55% 日本酒度+7.5 酸度2.15 度数16度
若水のもつ米の特質から考えると遅咲きであろう。
精米55%という吟醸並みの精米歩合であるがゆえに透明感があり雑味のない酒質であろう。
当面の間、販売を見合わせるということで急遽囲った山廃特別純米酒となります。
骨太の芳醇な味わいではなく、酒米若水らしい腰折れのしない強ーいお酒です。特に山廃づくりである上に熟成をかけていますので、骨格がしっかりとしていますので、熱燗をはじめとする温めにも耐えうる酒質に育っています。
もともと山廃特有の吐出する酸は感じられないため、親しみよい味わいとなっています。また食べ合せの料理についても考える必要性はなく、あっさり和洋中からこってり、濃厚和洋中までお楽しみいただけます。
また食前や酒休めのソーダー割り、燗ロックでもお楽しみいただけます。
蔵出は、28年2月となっています。
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発売当初の商品説明文です。
いよいよ和歌山でも山廃造りが始まりました。今後、和歌山でも他の蔵元においても山廃造りが発売の予定もあるとかないとか。
和歌山初の山廃仕込・・・ということで噛み砕いてみました。
◆山廃仕込です。
搾られて若いお酒に、このお酒の頂点があるわけではない。
ちなみに山廃純米の代表格である常きげんの山廃の精米歩合は65%です。精米歩合が65%であるがゆえに米の特質をふんだんに感じさせてくれるあの骨太の旨みを醸し出しています。さらに蔵人にお聞きしたとき、やはり常きげん山廃純米の適熟域の入り口は搾られて3年でしょうねといっていました。
今回の南方山廃特別純米についても、
≪山廃≫×≪遅咲きタイプの若水≫×≪高精米≫を考えれば熟成を重ねていくべきお酒ということで、それを見据えて仕入することに致しました。
実際に口にしてみました
グラスに注がれたお酒の色合いは、米の旨みがたっぷりといったやや琥珀色をしています。口にすると予想通り米の旨みを強く感じられず旨みが前面に感じられるまでには、もう少し時間が必要と判断いたしました。それを短所ととらえるのではなく長所として捉えていくならば、邪魔にならず喉越しもよいお酒として楽しめるともいえます。
けれど若いながらも山廃×若水ということで、料理との相性は大変幅の広い対応力がありますので料理との相性を考えずに気軽に楽しんで頂けるともいえます。
また若さゆえに熱燗はきついだろうということでぬる燗で楽しみました。
冷やして、常温では山廃らしい酸の押し出しが強いお酒として感じられましたがぬる燗にすると旨みが押し出されることはなくとも酸の押し出しがまったく感じられず喉越しの良いスッキリとしたお酒に変身しました。「あーこれ飲みすぎるわぁ」・・・・・一度口にしたからといって、それでこれから大変楽しみなお酒として成長ごとに飲んで頂きたいお酒としておすすめいたします。
夏はワンロックでグビグビと冬は鍋物とワンロックでグビグビ。燗酒にして鍋物ともよくあうお酒としてお楽しみください。
【おことわり】
容器の緑瓶から茶瓶に変更となっています。