宗政特別純米 ruri munemasa(るり・むねまさ) 〈これは面白い!宗政酒造の新たな挑戦〉至極の甘酸っぱさ!日本酒度マイナス15!酸度は驚きの3.7! 日本酒度だけを見ると甘すぎるのでは?と思われますが、一般的なお酒の3倍にもなる酸度の爽快感がクドさを抑え、絶妙な味わいバランスを醸し出す特別純米酒になりました。 「りんご酸高生産性酵母」の上品なリンゴの香りと蔵元独自の醸造法により、まるで上質なフルボディの甘口の白ワインと見紛うほどです。 ご家族やご友人へ予備知識なしにブラインドテイストして頂いて感想を聞いてみるのも楽しいかも。 冷やしていただくほど、引き締まった酸の演出によって、甘酢っぱい白ワインのようなテイストになります。 逆に冷めが取れてゆくほどリンゴ様の香りのに隠れていた酵母そのものの香りと旨味が膨らんでゆき、後味の良い甘口の純米酒へと変貌してゆきます。 いろんな温度帯で変わってゆく味わいと、その時々に合う食事との相性を探ってみるのも楽しみ方の一つです。 〈蔵元からのコメント〉 「最近の日本酒のキーワードは酸味ですよね。 うちでも、個性的な酸のあるお酒を新製品として出そうではないかということになり、日本醸造協会が保有しているりんご酸高生産性酵母を使うことにしたのです。 酵母は二種類あって、あれこれ比較した上で決めました。 そして、酒を実験的に造ったんですが、これが酸っぱ過ぎて非常に呑みづらい酒になってしまいました。< br>当然、お蔵入り。 そこで翌年の24BYでは三段仕込みの最後の留仕込みの酒母のみにこの酵母を使い、残るは通常の吟醸酵母を使ったところ、思惑通りの仕上がりになりました。 しっかりと冷やして夏場のバーベキューの時にでも是非飲んでほしい。 総米300キロの小仕込みでそろり発進となりますが、評判が良ければ来年はもっと造りたいと思っています。」 |