故高垣淳一氏亡きあと奥様と先代杜氏の心をこめて造られた無濾過生原酒 純米生原酒「流霞(ながれかすみ)」720ml

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故高垣淳一氏亡きあと奥様と先代杜氏の心をこめて造られた無濾過生原酒

純米生原酒「流霞(ながれかすみ)」720ml

日本酒度+2、酸度1.7、アルコール17度
味わいを求めるなら常温で。喉越しや飲みやすさを求めるなら冷やして・ロックで。 寒い季節などには、鍋との相性の良さもいいタイプのお酒。

龍神丸生みの親故高垣淳一杜氏は、高垣酒造八代目杜氏でした。
先代七代目杜氏であられた高垣嘉宏氏(故高垣淳一さんのお父様)は、大手蔵元修行を終えた淳一さんが蔵を後継されのちに現役を引退されていました。
家族でお話されたここと思います。 “170年続いた蔵を継続していく”と決められた時点で、今期は、先代七代目杜氏であられる高垣嘉宏杜氏が復帰され、故高垣淳一さんの奥様と二人力あわせて、少量ながらもお酒造りをいたします。とのことです。
高垣嘉宏杜氏は、70代半ばという高齢ですが、まだまだ背筋もピンとされ体格もよく、張りのある声といい元気そのものです。また今回、故高垣淳一さんの奥様も蔵人としてスタートを切ることとなりました。今は、酒造りのい・ろ・はから学ばれています。
そして、奥様がこんな言葉を残されています。 「私の中では、まだ主人は生きています。もし、蔵が酒造りをしていなかったら主人は帰る場所がないような気がして・・・。」そんな想いをもって蔵に入り酒造りをしてまいります。


10月にとある会の席で、奥様もお忍びで出席され故高垣淳一さんの造られた龍神丸を“美味しいそうに”“幸せそうに”飲まれている多くの方を直接見て、お話して、より一層、高垣さん(ご主人)が一生懸命造られていた意味と高垣酒造のお酒を今宵なく愛飲して頂いた“お客様への感謝”をより強く感じたものと思います。
現時点で、龍神丸の造りについては不透明で答は見つかっていません。 故高垣淳一氏がいなくなった蔵となりましたが、せっかくご縁のあった熱き高垣酒造ファンの皆さんには、今期はまずは奥様と七代目高垣嘉宏杜氏の心をこめて醸された無濾過生原酒 「流霞(ながれかすみ)」から楽しんで頂ければと思います。
また「流霞(ながれかすみ)」は、今期復活される七代目高垣嘉宏杜氏がもともと手掛けられていたお酒でもあります。反対にいえば本家本元の流霞だといえるわけです。以前故高垣淳一氏が醸されていた「流霞(ながれかすみ)」と飲みくべてみるのも楽しみ方のひとつかもしれませんね。
在庫ある限り故高垣淳一杜氏が醸した流霞も併売してまいりますので、飲みくらべて頂ければと思います。


◆故高垣淳一氏が醸した純米生原酒「流霞(ながれかすみ)」の製品コメントです。


飲んでみました。
使用酒米は、日本晴・・・・という概念を持って試飲。
裏ラベルにある蔵元メッセージ
「香り豊かに呑み口良くすっきりとした旨さに仕上げました。」
まずは開栓しグラスに注ぐ。 鼻に近づける前に、すでに香りは漂ってきた。 この香りは「丁重に低温発酵させた吟醸造りではないか????」(それ同様な仕込みか?) そんな思いにさせくれる香り。
日本晴とは思えない気品のある米の旨みが舌の上にのってきました。 いいじゃん。
喉越しも良く切れも良い。新酒ならではの荒さもほとんど感じられず、どちらかというと酸度1.7という酸の切れが、何か肴をほしくさせる。

高垣酒造ファンなら、一度は口にすべき新酒であるとお薦めします。
そして、一度飲んでこのお酒を評価せず、純米酒である故に最低1年を通して季節季節に味わって頂き、時を重ねて熟成していく純米生原酒「流霞(ながれかすみ)を味わって頂てから、あなた自身のご評価を頂ければと思います。
蔵元曰く
「また、燗でも結構いけます。」の通り、旨みも高く、酸度もしっかりとしているし、新酒特有の角も気にならないので、ぬる燗で味わって頂いても結構だと思いますし、ほんの少し(5-10%)程度の良質の加水をした上での冷・ぬる燗もお試しください。

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