【日本酒の新しい世界】度数1%の純米酒 おもわず笑っちゃいました! 黒松翁 2001BY純米無加水原酒古酒(あんずちゃん) まずアルコール度数が1%であること。驚きですよね。 どんな純米酒なんや???それも無加水の原酒。あとから加水をしての度数調整ではありません。 ふつう加水と考えるとアルコール度数が1%なら水臭くて飲めないと想像しちゃいます。 確かに熟成酒なので旨味は新酒よりはあるといっても、1%まで度数を落としてしまうと水臭いでしょう。 とりあえずは試飲してみることに・・・・。 「・・・・・・・なにこれ?」驚きを超えちゃいました。おもわず笑っちゃいました! 当店の事務員にも口にさせてみると「・・・・・・・なにこれ?」 本当は何も書かずに、まずは口にしてリアクションを楽しんでほしいのですが、そんなことしたら多分買う気にはなれないだろうからあえて種明かしをいたします。 インパクトとしては、あの三芳菊を最初に口にした時ぐらいのインパクトでした。 まず香り・・・・フルーツビネガーのようなやや酸味を感じます。試飲をしたお客様の中には、タマノイ酢のはちみつ黒酢ダイエットドリンクとよく似ているというお客様もいらっしゃいました。・・・・確かに。 口に含むとやはりフルーツでした。 杏子、梅酒のような味わいで10度程度の梅酒ぐらいのしっかりとした芳醇さもしっかりと感じられます。後口は大変爽やかで甘いけれどくどさなんて全く感じられません。是非ともリキュール好きのあなたにおすすめしたいお酒ですし、日本酒の新たな世界を知る上でも、一度は飲んだ方がいいともいえるおもしろい日本酒です。 そして、1%なのにどうして水臭くないのかを聞くと最初は企業秘密だということで教えてくれませんでした。何度も何度もしつこく聞くと言わないことということで教えてくれました。へぇーコロンブスの卵でした。 そして、どうして1%かを聞くと「うちは酒屋です。1%を切ってしまうと清涼飲料水になってしまう。酒税を払ってでもジュースにはしたくない」そんな酒屋の蔵元のこだわりをも感じさせてくれる純米古酒。 |