すごい!すごい!すごい!だから熟成酒ってやめられない
静岡 森本酒造 24BY小夜衣本醸造1800ml
このお酒をひと言でいうならば「驚きの強さ」。
なんと頑固なお酒なのだろうか・・・・24BY・・すでに6年は経っている。まもなく7年を迎えようとする。
まさしく森本酒造の親父のお酒だと今一度ニヤついてしまった。
環境は、常温管理。もちろんこれまでの経験から「この環境下の中で熟成させれば・・・」という仮説のもと、今一度確かめるべき試飲を・・・・。
栓を開けグラスに注ぐやいなや・・・6年という時間はどこへやら。老香も確認・・・うっすらと感じる程度。へたな2年程度のお酒の方が強く感じることはしばしば。口に含んだ時のふっくらとした優しい旨味と中盤から訪れるゆるやかなキレ。
冷して・・・冗談じゃない!! 常温か温めですよ。
上記コメントが理解できる方に口にしてほしいお酒です。
17BY冷蔵熟成量り売りもございます。
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新酒時のコメント
お酒選びをする時、造り手の人で選んだことありますか?
静岡・無名ながらも超有名杜氏兼社長 小夜衣(さよごろも) 本醸造1800ml
お酒を選ぶ時、
香りだの旨みだのキレの良さ、ラベル良さ、多彩な要素の中で選ぶ基準があるはずです。
けれど、どうでしょうか????
造り手という人格で、お酒を選んだことありますか。酒質を語る前に人を語りたくなる、そんなお酒です。
静岡・菊川市に森本酒造合資会社という蔵元があり、とくかく自流を貫いたお酒造りをしています。
蔵は大変小さく、世間では蔵というより工房だよね・・・・といわれていたりしていましたが、いつしか、ラベルにも“地酒工房”と書かれるまでになっていました。
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このお酒との出会いは、5年以上前。
新規取引の際の社長の最初の一言は
「静岡の酒で他の蔵のもの扱ってるか!」
「うちは、名立たる蔵のお酒とはちがうぞ!」
「注文くれても、俺が納得しない限り出荷しないけれどいいか!」
「それならいい・・・適当に送るから・・・」そんな会話から始まった取引でした。
いわいる世間の風を気に止めず、自らの生き様自身の自流を貫く酒質は、あの有名社長の裏側にある筋の通った図太い優しさのある口当たりと曲げない生き方のような米の旨み・・・・見かけた第一印象のように、どこか洗練ということではないけれど、忘れられない思いを残してくれるお酒です。
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そしてこの特別本醸造の良さは、輪郭がはっきりとした中にほわ~ぁ~とした優しい米の旨味と口当たりがたまらない。燗で常温で頼んで頂きたい、本当のひとりで造られている蔵の静岡型と言われているタイプのお酒とは違う特別本醸造です。
気になる。
思い出しちゃう。
記憶に残る。
そんなお酒だと思って頂ければと思います。
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