新小林杜氏の元 新たな本格ラインナップ 和歌山 新宮 尾崎酒造 28BY太平洋山廃特別無濾過純米ひやおろし これまでの清酒のラインナップに加えて、新小林杜氏を迎えて本格・高品質なお酒造りがはじまっています。その中でもこれまでの蔵元などからの経験を活かしてつくられる山廃純米となります。 もともと黄金色したお酒は、山廃らしい旨味の象徴。さらに蔵元初の無濾過で酸もそれほども高くはありませんがしっかりとお酒の中ほどに存在感を表している本格的な山廃純米。その味わいの可能性を今一度実際に試すために暗冷所熟成をさせた銘品となります。 2023年まる5年を迎えることから、開栓を試みました。 まずは見た目で、どの程度の滓が降りているかを確認。あれ?予想だにしないほど滓が沈殿しておらず。いよいよ開栓、、、、どこまでオフフレーバー(熟成香)が存在しているかと期待感が高まるところ、あれ?5年という月日と一度火入れということ、さらに暗冷所ということを鑑みても、ある意味私の予測とは違い、とてもキレイな熟成酒となっておりました。 いよいよ口にしてみました。 色合いは、琥珀色でありながらも、骨太の旨味というよりも、複雑性も穏やかであり旨味も塊ということではなく、ある意味スマートな旨味であり、中盤から後半へのキレの良さが心地よさと料理との調和を生み出すには最適な酸でした。 もちろん味わいの濃い料理、こってり料理と共にお楽しみいただき、また最高のパフォーマンスを味わっていただくために、熱燗、上燗でも耐えうるお酒となっています。 |