米力をあるがままにじっくりと感じていただきたい 鳥取 諏訪泉冨田七割平成25醸造年度 日本酒が搾られて1年以上も経ってしまうと“そんなお酒はダメになる!”と勝手にイメージを先行させてしまっている方も、未だに少なくないと思う。 それらの多くは、熟成させた日本酒を“心から美味しく感じる場面に遭遇していないだけ”のこと。そして、その方の周りに米力をいかにいかして熟成させた日本酒の美味しさを伝えてくれる方とのご縁がなかったとも云えるでしょう。 こだわり農法である意味有名な兵庫県西脇市の冨田農場産の減農薬栽培した山田錦で醸したお酒です。 若いときは、まだまだ米の旨味は表に感じられず“引き出してあげること”が必要となるタイプのお酒です。そして時を重ねるごとに旨味はどんどんと前に現れてきます。 高精米にこだわらず低精米だから雑味があるのではなく、低精米だからこそその米がもつ旨味という力を感じられるということを是非体感していただきたいところ。 そして熟成酒特有の芯の強いお酒らしくお楽しみいただけますし、また時を重ねれば重ねるほど腰折れのしない酒質は、熱燗にしても自己主張をしっかりとしてくれる本格純米酒向けのお酒となります。 冷やから常温・・熱燗、燗冷ましまでお楽しみいただけ、さらにあっさり料理からこってり料理までお楽しみいただけます。 |