米力を存分に楽しめます。米を噛んだようなお酒 山口 永山酒造 特別純米 山猿 今年、うちの三女は成人式でした。大勢の記念写真の中でひと際目を向けてしまった女性がいました。 ほとんどの女性が成人式らしく、髪をアートと呼ぶにふさわしいくらい艶やかに結いあげ、さらに艶やかな髪飾りをしている中で、超シンプルで髪飾りもせずにキノコ型(マッシュボブエアウェーブ的)の髪形をしていた女性がいました。超ブルー色の着物で黄色の大きな手まりの柄が入り、とても艶やかな着物を着ていました。 確かにトータルでの艶やかさは、他の女性に負けていないくらい成人式らしい艶やかさを醸す中で、他の女性たちとは違う観点からの艶やかさに目を向けてしまいました。 まさしく類さない個性の醸しだし方・・・・優等生山田錦とは違う個性を醸したお酒・・・それが酒米穀良都(こくりょうみやこ)のお酒です。そして“米力(こめぢから)”をどなた様に、ご理解いただけると感じて頂けるシンプル・イズ・ベストといった風に、艶やかさとは違う角度で味わって頂くお酒だと思ってください。 ちなみに、山猿特別純米は開店当初取り扱っていましたが、艶やかなお酒が注目されていたため一度は定番からはずしていたお酒です。けれど、お客様の味覚も段々と変化し、それこそシンプル・イズ・ベスト・・・純米らしい米の酒を望む声も多くなってきたために復活定番メニュー化したということです。 また穀良都(こくりょうみやこ)という酒米をはじめて聞かれると思います。 この米は、山口で100年以上前に誕生した酒米です。ルーツは兵庫ともいわれています。昭和天皇即位の際には献穀米になった由緒ある品種ですが、背が高く倒れやすく栽培に手間がかかり効率の悪い酒米として次第に栽培されなくなり幻の米となって酒米です。そして、ひとりの農家(藤村様)が、ついに復活させたのです。 それこそ、農家藤村さんがいてのお米で、そのお米を使い永山酒造が穀良都(こくりょうみやこ)の米力を生かした純米酒が出来上がりました。 とにかく米のもつ味わいそのものをお楽しみください。そのためにもまずは常温、ひと肌、ぬる燗で味わっていただき、やや冷やしてに移ってみてください。 |
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<生酒の保管と熟成について>
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