恵まれていることにまずは気づいてほしい・・・ 水の危機 ≪世界の8割以上が飲めない水≫ 世界で水道水の蛇口をひねって飲める国は、10カ国余りだということをご存知ですか? 飲めない理由は、硬質であったり、臭いであったり、汚染物質が含まれていたりしてて飲み水に適しないみたいです。実際に、水道水を飲める国だといわれながらも「飲みたくない水」であるがゆえに実際にはミネラルウォーターを買って飲んでいるという国もあるみたいです。日本の水は世界的に見ても大変貴重なものだということを再認識するべき時なのかもしれませんね。 ごく当たり前に飲んでいる水もされど・・・「美味しい」「旨い」と普段何気なく飲んでいるアルコール飲料のほとんどは、仕込み水、割水などをするために使われています。もし、これらの水が汚染されて本来のものでなくなったら、「美味しい」「旨い」と普段何気なく飲んでいたアルコール飲料も、どうなるかもしれませんね。 とある長野県の蔵元に出向いた時、暖冬で雪が少なく、その影響で地下水が減り水を確保するのに大変だったとか、水質が例年と違い酒質が変わるかもしれないために、今までにないことで苦労されたとか・・・というお話を聞かされました。 吉村秀雄商店 酒造用割水1800ml 車坂、鉄砲隊で全国区のお酒として認められようとしている吉村秀雄商店は、和歌山市に隣接する関西のベットタウンとして発展している岩出市に蔵はあります。この蔵の仕込み、割水は紀ノ川の伏流水を使用しています。(伏流水とは、地層の砂や礫砂利の間を、1日数メートル程度とゆっくり流れ自然濾過された水で、さまざまなミネラル分を取り込み、細菌などの検出率も極めて低い水) 紀ノ川の源流をたどれば、ミネラルウォーター森の番人の水源でもある三重県旧宮川村にたどり着いてしまいます。要は紀伊半島の多くの水源は、大台ケ原にあるといってもいいのかもしれませんね。 そんな蔵の仕込み、割水として使われている水をつかい是非、加水をされたり、ロック用の氷をつくって頂きお楽しみ頂ければと思っています。 ≪お酒とミネラルウォーターの楽しみ方のひとつ≫ 焼酎や梅酒は水割りすることは、広く多くの方に認知されています。けれど、日本酒の加水については「邪道」とか「グラスに注いで飲むもの」ということが一般常識として思われています。 けれど日本酒であっても、原酒という表示以外のお酒は、蔵元によって加水され、味わいと飲み口を調整されていますし、さらにアルコール飲料でビールとワイン以外は、ほとんどの場合、加水されて、味わいと度数調整をしています。 よって日本酒だって、焼酎や梅酒のように自分好みに割って飲まれても何らおかしい行為とは言えないのです。 特に近年、原酒系などのお酒が多く出回っています。そのまま楽しむと濃厚でインパクトがあり、堪能すべき原酒の美味しさかと思います。 けれど、ロックや氷ひとつ浮かべて飲まれると程よく加水されて飲み飽きない美味しさや飲み疲れない味わいにであったりしますし、酒質も思わう違いになったりします。 さらに加水することによって、美味しいと感じる飲用温度が動いたりもし、大変、おもしろく、奥深いものを感じたりします。 また割水される水質によってもお酒の味覚は大きく左右されます。軟水と硬水ではまるっきり違うお酒へと変化したりもいたしますので、1本のお酒を割水という工夫であなたなりの美味しさをみつけてみてください。 |
清涼飲料水としての基準はクリアーされています。