味はもちろん、新潟らしからぬ・・それも、なによりも違う切り口の裏ワザ技術 新潟 田原酒造 雪鶴純米吟醸無濾過生原酒袋しぼり 新潟県糸魚川の地酒。 創業は明治30年。県内産五百万石を主体にお酒を醸している蔵元。さらに和釜こしき、手造り麹、少量込袋搾りなど徹底して丁寧な手造りにこだわる高品質のお酒。一般に新潟の酒が”淡麗辛口”と云われるなか「雪鶴」は“旨味で芳醇系”のお酒で、近年、4度の金賞受賞という技の高さも持っている蔵元。また蔵元自身も蔵人として仕込みを手伝う冬場は4人での仕込みとなる小さな蔵元である。 さらにこの蔵のおもしろさは、特許製法による酒質を向上させるという裏ワザ。さらにこの裏ワザは特許を取得しているということで、この蔵元独自の技術となる。 わかりやすく言うと何らかの方法で 水とアルコールの分子同士をより馴染みを増進し(クラスター現象)、柔らかな口当たりと活性酸素とアセトアルデヒドの発生を少なく押さえ、還元力の高めることでお酒自身の酸化を抑制するという技術らしい。 確かにファーストアタックの時点から、いやいや香りの時点から新潟地酒でないことは、どなた様でも理解できるところ。 さらに五百万石で醸したとは思えないような無濾過生原酒という言葉通りの芳醇な旨みが口の中いっぱいに広がる。さらに裏ワザの効果なのか、たしかに熟成させたお酒のように水とアルコールのなじみが良く一体感がある。けれど、どこかでフレッシュ感もある。 お酒だけを、お酒に趣をおいて、白ワインとよく合う料理とともに、ワイングラスで楽しむお酒ですね。まぁーみなさん色々なことを考えているんだなぁと感心させられます。 酒米 五百万石 精米歩合58% 日本酒度+3 酸度1.4 度数17-18度 |