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2016.11.24メルマガ

メルマガ会員様各位

こんにちは、みゆきや店長的場です。
秋をじっくりと楽しむ暇もなく、突如として冬に入ってしまった感じですね。

また今年もひと月の中で、忙しさというか
気ぜわしくなってきたのではないでしょうか。

◆みなさんもお仕事をもち、日々頑張っていることと思います。
「酒屋の仕事」という中で“商品をお客様にお届けする”というお仕事もありますが、私も現役10年余りだろうと感じた時、近年は“伝えていく”“新たなモノづくり”という仕事にもある程度のウエイトをおいています。

“伝えていく”“新たなモノづくり”のお仕事って目の前の売り上げにはならないどころか“効率”とか“生産性”という観点からみるとロスや大変さが生じる仕事のひとつで中々踏み込めないものでした。大切なんだけれど目先のことに捉われがちで置き去りがち。

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“確かにこのお酒×××だけど、×××と食べ合わせたら美味しいのに、どうして多くの人はこのお酒を美味しいお酒”といわないのだろう???

“きっと、美味しいと感じないにも理由があるはずだ!”

その理由を紐解いていくと、自らも含めて“届ける”“売る”ということに目を捉われていて、“伝えるという仕事”をあまりにも取り入れていなかったことで、ひづみが生じ“そのお酒の個性を楽しむことができずにいる”“新しい発見をして感動に結び付いていない”“誤解されている”ということが生まれてしまったものと感じました。

“お客様に伝えていくこと”で“詳しく知っていただくことで”これまでお客様の中で生まれてしまった潜入感やイメージが誤解から正しい方向性に向きを変えたりいたします。

“要冷蔵“”熟成”“個性のある味わいの楽しみ方やどうしてあのような個性的な味わいにしたかという造り手の意図”“燗酒のおいしさ、良さ”“造り手の想いや情熱”“農家さんのご苦労“・・・・もっともっとたくさん伝えていかないといけないことがあります。

当店が商品と共にお送りしているパンフレットを入れだしてまもなく10年がたちます。幾度もお買い上げいただけるお客様だと以前の指向性からの変化や美味しさの傾向などは、およそわかってきますが、初めてのお客様ほどわからなくて、封筒がはち切れんばかりのパンフレットをお入れしてしまっています。けれど当店にとっては、大切な仕事なんですよねぇ。

時間と気が向いたら少しずつ知っていかれると、きっと“解決できる事柄”があるはずです。

また今回つくった漫画冊子も10年間で作ったパンフレットの中で、特にビギナーさん向けの資料として配布いたしました。あっという間になくなり、ただいま増刷を考えているところです。ひとつ出した結論は“当面は販売はしない形”で私がお配りするだけではなく、第三者の方々にもお配りいただける、配りたくなる価値のあるものに進んでいき、裾のを広げていくことができればと考えています。


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◆さて先月当店がおつきあいしている問屋さんの展示会に行ってまいりました。
どのブースも、これまで以上に色々な独自の工夫がされていて個性化を、独自化を感じられ飲食を営んでいるのでお酒以外の食品系でも結構刺激と興味をもたせていただきました。

その中で、特に日本酒に限っていえば昨年と流れが変わっていましたね。
近いうちにきっと訪れると思っていた“日本酒の食中酒としての魅力”がなんと!近いうちにきっと訪れるのではなく、もう来ちゃっていました!!

これまで長年主流の座を維持していた香りが強くて米の旨味が豊潤なタイプは、ブースから影をひそめ気味で、さらに昨年人気沸騰だった超辛口もひそめ気味。

多くの蔵元が、あらたな提案酒として出展していたこれまでになかったお酒のタイプは、香り穏やかで、淡麗ではなく米の旨味があり、幅広い料理とよく合う爽やかな酸味のあるタイプのラインナップが増えたり、新しいブランドとして立ち上げ大変多く存在していました。そして、熟成系のお酒などもちらほらと以前と比べたら大変多く見かけるようになっていました。

“ついに来たか、来てしまっていたか”が今回の展示会の結論です。
年末から、新銘柄もぞくぞく入荷してきますので、お時間あるときにご覧ください。今回、仕入れした商品の多くは、もちろん来期主流となりうるであろう旨口酸系酒がメインとなります


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◆そしてこの間、私にとってとても二度とない大きな仕事がありました。
世界的にも有名なスタジオ○○○さんの御一行様の旅行が熊野ということで来新いただきました。

仕事のご縁とは不思議なもので、
日本一遠い街新宮に社長一人という熊野だけに限って、ひとりの方でもこと細かく旅行雑誌に載らないコアな熊野をご案内してくれる小さな旅行会社(南遊紀・旅禅さん)あり、とあるひとりのお客様を感動させたご縁から今回、その社長さんがおひとりで営んでいる旅行会社が100名余りのVIPな御一行様をコアな熊野をご案内することになりました。

その話の中で
“なにか、あとひとひねり”ということで、私なりに冗談半分で旅行会社の社長さんに提案してくださいよ~。ご宴会の後のアフターで“和歌山の地酒を楽しむ会”でもやりましょうよ。・・・ということでダメもとで社長さんに打診していただくことに・・・・。

そして後日、まさか本当にご提案していただき「OK」というご返事をいただいたよ。のことでした。

「OK」というご返事には一瞬驚き喜びも致しましたが、
“えーやりたいけれど、世界の○○監督、息子さんなどの多くのVIPの方々がいる席でなので失礼がないか、また何か失礼があったらどうしよう。本当に喜んでいただけるのだろうか。旅行会社の社長さんに迷惑をかけないだろうか。結果が恐い!”が本音でした。限られた時間の中で“どう?楽しんでいただこうか?”ということで準備を進めてまいりました。

当日は、私と嫁と四女3人で宴会終了後ホテルの一室で“和歌山のお酒を楽しむ会”をさせていただきました。

その中で“和歌山のお酒たち、美味しいかった!”という結果を熊野の味覚の想いでとした残したい!

その結果をもたらすために、どうしても○○監督、息子さんなどの多くのVIPの方々にも、ご協力を仰がないといけないことがございますと恐れ多くも、厚かましくも幹事様にご相談させていただきました。

“このお酒とこの肴”“お酒の飲まれる順を決めさせていただいていいかどうか”ということでした。恐々とそのことをお伝えし“本当に○○監督、息子さんはじめ参加のみなさん、心大きな方ばかりで愚痴ひとつなくご理解とご協力をいただけました。”

◆そして、後日幹事様からお礼のお手紙をいただき、気になっていた結果“どういう結果だったんだろう”という不安は解消されたどころか、反対にこれまでやってきたみなさんへの提案、今回の漫画冊子につづったことなどの“確信”につながり、今後の私の励みにもなり、すでにその手紙は私のひとつの家宝にもなり、くじけそうになった時の心のビタミン剤として額に入れ飾っています。

その手紙に書かれていたのは(一部抜粋)


その時のお出しさせていただいたお酒と肴は、下記の通りとなります。

和歌山の偉人南方熊楠氏実家の蔵元の酒。南方純米吟醸原酒と生マグロと真鯛の生ハム 熊野唯一の蔵元の吟醸酒。熊野三山吟醸。熊野灘の赤いかの酢味噌和え(しめ鯖から変更) 和歌山の純米酒の顔といえば黒牛。その中でも玄人に高い評価をされている生原酒。生鮪のユッケ 和歌山産山田錦100%の旨口酸系当店PB純米吟醸原酒神倉と熊野灘名物カマス塩辛と激珍うつぼ卵の塩辛
紀州産梅果汁をつかったビアスタイルの当店PBの紀州梅 トップクラスの南高梅を漬け込んだ当店PB梅酒 今や全国区になった紀州北山村の珍柑橘のじゃばらのお酒 当店一番人気の和のリキュール。龍神の生しぼり柚子酒。 想像を超える美味しさの大人の柚ジュース(ノンアル)。雑賀ロックン柚子

多くの方が“美味しい”といわれ一番早くなくなったのが、龍神丸大吟醸無濾過生原酒袋吊りでした。恐るべし龍神丸の底力!!

手前味噌でごめんなさい!
◆本当に色々な意味でいい経験となりました。
あらためて“伝えるお仕事”のプライスレスといってもよい価値と“一人のお客様に喜んでいただくこと”の大切さとその向こうにある可能性を感じざる負えないできごととなりました


ローカルで社長一人の旅行会社と由緒ある神社の神職さんと日本で一番遠い街の小さな地酒屋でも、頑張れば手作りのおもてなしとはなりますが多くの方々をおもてなしができる。とあらためて確信させていただきました。
(大きいからできないこともあり、小さいからこそできることもある。ローカルだからできることもある。)

まだ熊野においでいただいていない方がいれば、是非、おいでください。
もちろん、昼間はコアな熊野のご案内(これが真の熊野だと感じていただける見所を・・そしてお土産は、平安の頃どうして天皇や貴族の方々がこんな奥深い熊野まで、わざわざとテクテクと歩いて来られたかの無形の価値)は旅禅さんで、夜の食事は、私の営んでいる小さな居酒屋で熊野にまつわる食材と熊野にまつわる地酒でおもてなしさせていただきます。

通販のお客様ごめんなさい。
地酒みゆきやは、近年、酒屋として≪販売≫ということだけではなく≪伝えていく≫≪新たなものを生み出す≫≪お酒で地域や業界や異業種を活性化させる≫というこんなことも酒屋とし大切な仕事として捉え時間と情熱を分割しながら営んでいます。

よってこまめな更新やご連絡などができていなくて本当にご迷惑をおかけしていること、この場をかりてお詫びいたします。お急ぎのご連絡の場合は、お電話でのお問い合わせをください。

≪余談≫
スタジオ○○○さんの作品。
これまで画面で見ていた表からの作品としての感動だけではなく、スタジオ○○○さんの作品作りを支えているスタッフの方々から伝わってくるものと画面でみる作品を重ね合わせてみると、まさしく日本酒と同じように“和醸良酒”の精神なんだと感動した次第です。


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★★個性ある味わいにしているにも、ちゃんとした意図がある★★

個性ある味わいの意図を知ると“美味しさ”に出会えるかも・・・・。そして、その個性あるお酒に対して誤解していたことに気がつかれるかも・・・・。

★美味しい、まずいにもちゃんと理由がある まずは原因を知ってみよう。探ってみよう。
★同じお酒なのに私は美味しいと感じるのに、あの人はまずいという。それにも原因がある。
★あの時口にしたお酒美味しかったのに、同じ銘柄なのに今日は美味しくなかった。それにも原因がある。
★×××のような個性的な味わい、私には合わないし、まずいと思う。それにも原因がある。

個性的な味わいのお酒を造られたには、きっと意味や意図があるはず。
そして、よく原因がわからない時に“人それぞれの嗜好の違いだから”“好みの違いだね”・・・・・たしかにその表現は間違いではないと思っていますが、もう少し深堀していくと現在の指向性や好みに至った経緯が見えてきます。そこに“新たな美味しさに出会っていただくためのヒントがあります。”

そのことを簡単に理解していただけるような“体感”をしていただくことが“新たな美味しさに出会っていただくための第一歩、扉を開くきっかけになったりします。その向こう側に“すごい!日本酒って”という世界が垣間見えてきます。



★是非、上記のことにご興味があれば“味わいのバランスが整っている龍神丸”と“個性を楽しんでいただけるお酒”のセットもご用意させていただいていますので、年末年始の味わいを楽しむしんで、それぞれのお酒が得意なことと得意でないことの体感をしていただくお酒としてお買い物求めください。
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/444424/list.html

≪お酒の楽しみ方はひとつだけではありません。≫
酔うということだけではなく、味わいを楽しむだけではなく、“探りを入れてみる”“奥深さを体感してみる”“じっくりと個性をいかして楽しんでみる”・・・・・たまにはいかがですか?これまでと違う切り口の楽しみ方。

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【色々な年末年始のお酒】【今、味乗りしてきて飲み頃というお酒】【個性豊かな変わり種】
などのお酒もご案内していますのでご覧ください。

【色々な年末年始のお酒 第一弾】
熟成酒は「時を飲む、時を楽しみ」といわれている大人のお酒です。
奥純米大吟醸原酒10年熟成
720ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/oku-jungin10y-72.html

たしかにファーストクラス・・・お似合いだよね。
一本義純米大吟醸ファーストクラス
720ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/denshin-firstclass.html

まもなくプレミアム入りだね。
作純米大吟醸新酒
720ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/zaku-jundai-shinshu-72.html
1800ml⇒12月分完売 1月分予約受付中


【今、味乗りしてきて飲み頃というお酒 第一弾】

27BY雪の茅舎秘伝山廃純米吟醸(無濾過)生原酒(燗もうまい)
1800ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/bousha-hiden.html
720ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/bousha-hiden-72.html

27BY車坂純米大吟醸瓶燗一度火入原酒(冷OK、燗酒入門酒)
1800ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/kurumazaka-021.html
生1800ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/kurumazaka-021nama.html
斗瓶取り1800ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/kurumazaka-024-new.html
720ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/kurumazaka-021-72.html

27BY車坂山廃純米大吟醸生原酒
1800ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/kurumazaka-jundaiyamahai-nama.html
720ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/kurumazaka-jundaiyamahai-nama-72.html

27BY車坂山廃純米生原酒
1800ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/kurumazaka-yamahai.html
720ml
HPアップできていません。お電話、メールで追加を

26BY羅生門純米生原酒(まったり派の方に超おすすめ・僅少・品質保証)
1800ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/tabata-rashoumon-junmainamagen.html

【個性豊かな変わり種】

26BY舞美人純米酒粕再発酵酒(当店トップクラスの変態酒)
1800ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/maibijin-saihakkou.html
180ml(量り売り)もあります。お試しあれ。
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/maibijin-saihakkou-mini.html

こたつでバニラアイスにかけて・・カラメル気分で
中野BC貴醸酒
300ml
https://www.umai-sakeya.com/SHOP/nakano-kijoushu300.html


◆時間がなくてアップできていない商品の中で「今年一番」と感じたお酒「これうまく造っているよなぁ」というお酒色々と入荷しています。お急ぎの方はお電話でもご相談を、ご注文もお受けできます。

年末年始用の飲みくらべも少量ご用意していますので併せてご覧ください。


◆今年一番のダントツ超辛口・・・・貴賓さ、香り、旨味、まろやかな超辛口・・・文句なし!
岐阜 三千盛純米大吟醸小仕込み 1800ml 4477円(税抜) 、720ml 2000円(税抜)

◆えーーーーあきたこまちでこのおいしさ・・・いいですね。(馬鹿にできぬ食米のおいしさ
秋田 両関純米吟醸雪月花  1800ml 3150円(税抜) 、720ml 1680円(税抜)

◆実にいいですね。うまいけれどしっかり食中酒。
岐阜 百十郎 純米大吟醸 黒面  720ml 1748円(税抜)
          純米吟醸生原酒 1800ml 2500円(税抜) 
          純米酒 赤面 1800ml 2096円(税抜)

◆蓬莱泉 純米吟醸しぼりたて生原酒 1800ml 3036円(税抜) 、720ml 1515円(税抜)
  蓬莱泉 純米大吟醸「吟」 1800ml 13333円(税抜) 、720ml 5238円(税抜)


あと高知・美丈夫特別純米1800ml、純米吟醸純麗1800ml、新潟・ゆきつばき純米吟醸1800ml、山口・予約のみ山猿特別純米無濾過生原酒1800ml、島根・石目銀山純米吟醸改良八反錦1800ml、720mlなどが只今入荷待ちとなっています。

休店日とご来店予約が必要な日のご案内
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  • 定休日(臨時休店日)
  • 要予約ご来店

営業時間 朝10時より夜6時まで(入店17:30まで)
定休日 毎週木曜日(月に2回不定休日があります。)
(但、祭日・連休・お盆等は営業)

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