【熊野の酒屋としての在り方(地方にこそ個性と力が存在してる)】
当店にお越しいただきお買い上げいただきたいのは「お酒たちが引き起こすステキな事件(デキゴト)」(ふつうはお酒と考えしまうかなぁ。)
地域の得意性を活かしたクラフトビール、クラフトサケ、クラフトジン、クラフトドリンクは今や全国に存在しているように、店づくり自身、店のコンセプト自身にも、熊野がもつ悠久の歴史やいい伝え、文化性、自然との調和、熊野人のアイデンティティ、地産との共鳴を織り込み、熊野ならではの得意性を全身で感じていただける酒店づくりを目指しています。
単にお酒を販売するだけにとどまらず、お酒と熊野の地産、海の幸、川の幸、山の幸などの地元の食材と組み合わすだけではなく、さらに熊野の旅で得られる物語、文化、歴史、風土、大自然、そして古代より人々を癒やしてきた神仏の心と共に「心が豊かに」「幸せに」なっていただける舞台もお持ち帰りいただけることにも力を注いでいます。
お宿で、またお家に帰ってから愉しんでいただくことは味覚の探求に終わるだけではなく、ご縁をいただきご来店いただいたみなさんの記憶に残る熊野の旅のステキな事件(デキゴト)になれればと思っております。地酒みゆきやは、熊野の酒屋らしく地元の文化を伝える灯台となり、広く世界を照らし続け、小さなお店であったとしても地域活性の要となれるよう日々精進していきます。
地元の飲み手の方にも、すでにご存じの銘柄でも熊野というフィルターを透して、あらたなワクワク感、驚き、新しい世界観との出会いを生み出し、ご自宅で口にしていただいたとき、これまでと違うステキな事件(デキゴト)に出会っていただき、今以上に「心が豊かに」「幸せに」なってほしいと願い、一本一本のお酒の本当の姿と向きあっていただき、一人ひとりの飲み手が、お酒を愉しむステージをアップデートするためのご提案と学びのステージもご用意させていただいております。
お酒のラインナップにおいても地産だけにとらわれず、どこかでレールが決まってしまっているショーレースのお酒から、本質をついていながらも今はまだ傍流の位置にいるお酒たち、さらに全国の個性あるお酒、ゆがんでいるお酒、おかしなお酒、とがっているお酒もラインナップ。そして世の中にないお酒は「つくってしまえ!の精神」でオリジナリティなお酒もプロデュースしております。それらのお酒を飲み手のみなさんと共に本流に誘っていき、飲み手もお酒も共に幸せになることを大切にし「お酒を共に愉しむパートナー」も仲間づくりなども目指しています。